患者様へ

当科では,糖尿病・代謝疾患(生活習慣と関わりの深い2型糖尿病,脂質異常症,高血圧症,肥満症,高尿酸血症や,遺伝的あるいは原因不明の糖尿病・代謝疾患)に加えて,内分泌疾患(視床下部・下垂体,甲状腺,副甲状腺,副腎,性腺に関わる病気)の専門的な診療を行っています。糖尿病・代謝疾患や内分泌疾患では、急性合併症や慢性合併症をゼロに近づけるため長期にわたりベストの治療を続ける必要があります。そのために合併症の検査(スクリーニング)をしっかりおこなうことを目指しています。下に代表的な糖尿病の合併症を示します。

名称未設定

















合併症を防ぐためには、しっかり効果のあがる治療を選ぶことが必要です。多くの方では、食事、運動療法や標準的な薬物治療で合併症を防ぐことが可能です。
一方、通常の薬物やインスリン療法で、血糖コントロールが困難な方や、妊娠中より厳格な血糖コントロールが必要な方には、持続皮下インスリン注入療法(CSII)やSAP(Sensor Augmented Pump)療法をお勧めすることがあります。

SAP(Sensor Augmented Pump)療法とは、持続グルコース測定機能(CGM)を搭載したインスリンポンプ療法です。インスリンポンプに加えて無線の糖センサーを装着すると,間質液の糖濃度(血糖値と相関)がポンプの画面に表示されますのでリアルタイムで血糖変動が分かります。高血糖や低血糖時にはアラームでお知らせする機能もあります。

また、標準的なインスリンやGLP1注射製剤で治療中の方でも、従来の自己血糖測定に加えて 持続血糖測定器を積極的に導入し、血糖管理をさらに改善できることをお勧めしています。

【機能搭載インスリンポンプ】
 左図:インスリンポンプ療法 (日本メドトロニック株式会社)
 右図:CGM

インスリンポンプ療法SAP療法




 


リブレプロ(Abbot 社)
FGM_2








診療は関連する各科と密接に連携しながら,総合的・全人的な医療を目指しています。外来・入院診療いずれも,医師・看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師などメディカルスタッフとチームを作り,ひとりひとりの患者さんに合わせたきめ細かい診療体制を整えています。地域医療機関との病診連携も力を入れ,迅速な対応を行っています。

(令和3年3月17日 更新)

外来診療について

新患外来,再診外来は月から金曜日まで(祝祭日を除き)毎日診療を行っています。曜日・時間毎に担当医が決まっておりますので,電話 024-547-1111 までお問い合わせの上,FAX 024-547-1075 で事前予約をされてからお越しください。受診当日は医療機関からの紹介状を忘れずにお持ちください。
詳しい受診の仕方は初めて来院されるみなさまへをご覧ください。
 
外来担当医 (令和7年1月1日 現在)
       月              火              水              木              金       
新患外来

加藤 瞳
大槻 沙央里

小笠原 啓
矢吹 峻也

加藤 瞳
矢吹 峻也

小笠原/加藤
大槻 沙央里

小笠原 啓
矢吹/大槻

専門外来

堀田 悠貴
佐藤 雅紘

滝口 善規
根本 雄飛

渡邊 桐子
滝口 善規

島袋 充生
鴻野 央征
堀田 悠貴

渡邊 桐子
山口 瑞希

肥満外来
1型糖尿病外来

鴻野 央征

 
甲状腺内分泌センター山口 瑞希      根本 雄飛 /
鴻野 央征

 


各診療科 外来担当医表

(令和6年12月28日 更新)

入院診療について


当科では血糖コントロール不良の糖尿病患者様に対して糖尿病教育入院を行っております。また当院にて手術が予定された糖尿病患者様に対しては,手術の1週間程度前に当科へ入院していただき,周術期血糖管理を行っております。
副腎偶発腫瘍,二次性高血圧症(原発性アルドステロン症・褐色細胞腫など),下垂体腫瘍の精査などでは,1~2週間程度の入院にて内分泌学的診断を行っております。

入院のご案内

(令和5年10月8日 更新)