当科の診療実績について紹介いたします。

入院診療実績


2016年 入院患者疾患分野別割合

疾患分野別


2016年の全入院患者数は452名でした。そのうち糖尿病は239名,内分泌疾患は198名,その他(電解質異常や感染症等)は15名でした。
1型,2型糖尿病から内分泌代謝疾患の幅広い領域の入院診療をおこなっていることが,当科の特徴です。副腎静脈サンプリングの症例数は全国でも有数です。


2016年 入院目的別割合

入院目的別


入院目的別にみていきます。
周術期血糖管理が39%,糖尿病教育入院が9%,副腎偶発腫の精査が12%を占めていました。悪性褐色細胞腫に対する化学療法は比較的短期間での入退院を定期的に行うためか,割合としては11%と多くなっているようです。


周術期血糖管理は,外科的治療を受けた後も退院されるまで当科でフォローアップし,適切な血糖コントロールを行っています。最近は,CTやMRIでみつかった副腎偶発腫も増えており,外来だけでなく入院による精査も積極的に行っています。


2016年 糖尿病患者の内訳

糖尿病


入院糖尿病患者の内訳です。2型糖尿病が大半を占めています。しかし大学病院であることから,1型糖尿病や二次性糖尿病(膵性糖尿病や肝性糖尿病,ステロイド糖尿病など)も比較的患者数は多いようです。糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群,重症低血糖などの急性期患者で,他院で対応困難な場合,県内各地から紹介入院されてきます。
慢性期疾患から急性期疾患まで,幅広く症例を診療させていただいております。

2016年 内分泌疾患の内訳

内分泌


内分泌疾患の内訳です。副腎偶発腫の精査,二次性高血圧疑いでの精査,下垂体疾患疑いでの精査など,目的は様々ですが,原発性アルドステロン症や,副腎性 Cushing症候群(Subclinical Cushing症候群を含む)の症例を多くみております(悪性褐色細胞腫については定期的入院となり延べ数としては多くなっています)。副腎疾患,視床下部・下垂体疾患,甲状腺疾患,異所性腫瘍など,関連各科と緊密に協力しながら診療しており,内分泌学的診断やホルモン分泌能の評価,周術期のフォローなどを幅広く診療しています。また下垂体炎や中枢性尿崩症,甲状腺クリーゼや急性副腎不全などcriticalな疾患も比較的よく経験します。

2014年から2016年までの入院症例数

当科における最近3年間の入院患者における,疾患別症例数です。

2014 2015 2016
2型糖尿病 196 194 194
1型糖尿病/SPIDDM 13 12 15
二次性糖尿病(膵性/薬剤性 等) 39 20 16
DKA/HHS 21 13 9
低血糖症 4 10 5
非機能性副腎腺腫 20 18 29
原発性アルドステロン症 58 32 49
Cushing症候群(Subclinical含む) 8 3 11
褐色細胞腫 9 14 12
悪性褐色細胞腫(CVD療法) 20 31 29
その他の副腎腫瘍 3 4 4
副腎不全 9 10 22
甲状腺クリーゼ 3 4 2
原発性副甲状腺機能亢進症 4 0 3
下垂体疾患 24 26 27
本態性高血圧症 9 10 11
その他(感染症/電解質異常 等) 20 9 15


外来診療実績

糖尿病・内分泌疾患は慢性疾患であることが多く,外来診療が中心です。1型・2型糖尿病の患者さんを多く診療しております。フットケア指導,透析予防,糖尿病教室の開催などを通して合併症の予防にも努めています。内分泌疾患の外来診療は,視床下部・下垂体疾患,甲状腺疾患,異所性腫瘍など広くみていますが,原発性アルドステロン症や甲状腺疾患(Basedow病,橋本病)など,commom disease の外来診療が中心です。

年度 2014 2015 2016
延べ人数 19,945 18,502 15,675

外来患者の詳細については現在調査中です。結果が出ましたら更新いたします。
(2017年9月24日更新)